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姫路ビーツプロジェクトについて |
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今から約115年前の日露戦争中、姫路市内にロシア兵捕虜収容所が設けられました。陸軍施設内をはじめ市内の大きな神社仏閣でも捕虜が生活しました。ロシア兵捕虜その数、2184名。
当時のことを祖母から聞いたという著書「捕虜たちの赤かぶら」(三木治子さん著、1985年)に、ロシア兵が河原を耕し「ロシヤの“かぶら”」をまいた様子が描かれています。播州弁で語られるこの本は、捕虜たちを姫路の人々が興味津々に見つめる様子や交流を描いています。ロシヤのかぶらについては「水をやるやら、草をひくやら『あない覗(のぞ)いたら伸びる芽も伸びん』と思う程の力の入れようやった」と描かれています。
このエピソードに着目し、この「ロシヤの“かぶら”」こそ「ビーツ」であると確信し、姫路ビーツプロジェクトを立ち上げました。
姫路ビーツプロジェクトを一枚の布に例えますと、ビーツの復興栽培が縦糸、日露戦争関係国との交流を横糸として、日ロ友好親善の布を織りあげることが、ロシア兵から姫路にもたらされたビーツが「地域野菜」として定着し、まちづくり活用できる一番の近道であると考えたのです。
姫路には、世界遺産姫路城があり、多くの観光客が来られますが、しかし、おもてなしする体制が整っていません。また、姫路は都市部と農村部の格差が広がり、少子高齢化に伴い耕作放棄地が増え、山は荒れ放題。その上、鳥獣被害も深刻な状況が続いております。
姫路ビーツプロジェクトを通じ、姫路の抱えるこれらの問題解決(まちづくり)に取り組むことにより、日本の活性化への一助となればと思い活動を行っております。
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(お知らせ)
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神戸新聞 8月25日
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兵庫県姫路市夢前町でビーツの栽培に取り組むNPO法人姫路タウンマネージメント協会が、宍粟育ちのご当地サーモンとコラボした新商品「ビーツサーモンハム」を開発した。自家製ハーブのすっきりした風味、塩加減やしっとりした舌触りにもこだわり、色鮮やかな「酒の肴」に仕上げた。(地道優樹)
ビーツは鉄分やミネラル、ビタミンを多く含む健康野菜として注目される。日露戦争中、市内に収容されたロシア兵捕虜が市川の河川敷で育てたとされ、まちおこしに生かそうと同協会が2017年から栽培を続けている。
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ご予約受付中 |
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8月22日に、読売テレビ「かんさい情報ネットten.」に紹介されました、 |
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姫路ビーツプロジェクトの「ビーツサーモンハム」です。 |
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姫路ビーツと宍粟の清流で育った「サーモン」とのコラボ商品です。 |
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9月販売開始予定 |
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商品名:ビーツサーモンハム |
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容量:一袋 正味500g前後(三枚おろしの一尾分。日々、目方は増えております) |
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価格:100g 700円程度を想定 (詳細な金額は後日ご連絡いたします) |
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飛躍冷凍便でお送りします。 |
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商品価格+送料+代引き手数料となります。 |
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ご予約はこちらから |
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メールに、ご住所・お名前・連絡先・希望数 をご記入の上送信してください。 |
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神戸新聞 |
一面 |
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手紙の日本語訳 |
翻訳者:大橋千加子・桧山真一 |
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讀賣新聞
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2019年2月21日 |
讀賣新聞
夕刊 社会面 |
姫路で根菜ビーツ復活へ、年内にも専門料理店… |
110年前に露捕虜が栽培 |
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休耕田を利用して栽培されているビーツ(兵庫県姫路市で |
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ボルシチ(手前右)やサーモンハム(同左)などビーツを使った料理の数々 |
兵庫県姫路市で、日露戦争(1904~05年)で捕虜となったロシア兵らが栽培したと伝わる根菜ビーツをまちづくりグループが復活させ、全国でも珍しい専門料理店を年内にも開く。姫路城近くの収容所跡やビーツの栽培地などを網羅した町歩き地図も完成。ビーツを主役に、あまり知られていないロシアとの関係にも光を当て、観光振興につなげたい考えだ。
日露戦争の捕虜は国内29か所に計7万2000人以上が収容され、姫路では2184人が姫路城内の陸軍施設など11か所で過ごした。捕虜らは許可を得て外出し、買い物や歌舞伎鑑賞をしたほか、市内を流れる市川の河川敷を耕してビーツを育てていたという。
地元で料理学校を経営していた三木治子さん(1920~87年)が、捕虜が栽培していたビーツについて、祖母から聞いた話を著書「捕虜たちの赤かぶら」(1985年刊)にまとめ、「あっちの蕪は赤うて雑炊か汁かにすると甘いのやそうな」と紹介。これを読んだNPO法人姫路タウンマネージメント協会の田中達郎理事長(90)が「ビーツを特産として復活させ、姫路の近代史と健康食としての魅力をPRできれば」と考えた。
ヨーロッパの種苗を仕入れて2017年春から市内の休耕田で栽培を始め、17年は計約3トン、18年は計約4トンを収穫。10月には「姫路ビーツ 捕虜たちの赤かぶら」として商標登録も取得し、インターネットなどで販売している。
定番のボルシチのほか、ビーツで赤く染めたサーモンハム、そば、ケーキ、ビーツの酢漬けと牛乳で作るホットドリンク、ビールといったメニューも考案。JR姫路駅構内に開く専門レストランで提供する。
町歩き地図「捕虜たちの赤かぶらマップ」も1万部を作成。収容所跡やビーツを植えた場所などを紹介。無料配布し、散策に生かしてもらう。
兵庫県日本ロシア協会(神戸市)の大橋千加子理事は「ビーツは国内では高価であまり出回っていないが、きれいな赤色の料理がレストランや家庭に普及すれば、国際親善のきっかけになる」と期待している。
【ビーツ】 地中海沿岸原産のサトウダイコンの仲間で、形はカブに似ているが、ホウレン草と同じアカザ科。鉄分やミネラルなどを多く含んで血行や免疫力を高めることから、〈食べる輸血〉とも言われる。ロシア料理のボルシチに使われる。
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2019年2月7日 |
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姫路ビーツプロジェクトの旧ロシア帝国関係国との交流の一環として、ロシア民族衣装「サラファン」の写生会を企画いたしました。
モデルさんは中学一年生のナースチャさん。可愛くて大人ぽっい少女です。
お好きな画材で描いてみませんか。また、描かずともその空間を楽しんでみてください。
これからもいろいろと文化交流を活発にしていきたいと思っています。
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2018年11月27日 |
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9月初旬に種をまいたビーツは、12月収穫の時期を迎えます。
昨年は、撒く時期、台風、低温などで少ない収穫でした。
今年はその教訓を踏まえて、撒く時期も早くし好スタートを切りましたが、やはり台風にやられました。
また、害獣被害にもあい、農業の難しさを味わいました。
でもなんとか収穫の時期を迎えることになり、皆様と新年と共にお祝いしたいと思います。
是非のご参加お待ちしております。
NPO法人姫路タウンマネージメント協会
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2018年9月22日読売新聞 |
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日露戦争 姫路捕虜収容所 ポーランド人捕虜 姫路からの手紙 |
祖国に保存 |
捕虜の孫から姫路市民に感謝の手紙届く |
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2018年9月16日神戸新聞社会面 |
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日露戦争(1904~05年)中、ロシア兵として兵庫県姫路市に収容されていたポーランド人捕虜の手紙が母国で保存されていることが、同市のNPO法人「姫路タウンマネージメント協会」の調べでわかった。手紙には家族への送金依頼や故郷を懐かしむ様子などがつづられている。戦後に帰国した捕虜の孫は「捕虜への人道的待遇に、心より感謝します」とのメッセージを姫路市民に寄せた。(伊田雄馬)
同NPOはロシア兵捕虜と姫路の交流を町おこしにつなげる活動に取り組む一方、捕虜に関係する歴史の掘り起こしも進めている。その活動を知ったパリ近郊在住の日本人女性、コバリック・レイコさん(47)が5月、「ポーランド人の夫の家系に、日露戦争中、姫路で一時期を過ごした捕虜がいた」との情報を寄せた。専門家によると、当時の捕虜の暮らしぶりがうかがえる資料は貴重という。
コバリックさんの協力で調査を進め、捕虜はフランチシェック・ビンケビッチ氏(1880~1938年)と判明。ロシア統治下のポーランドに生まれ、ロシア軍の兵士として中国・旅順に配置された。
同地は、数カ月にわたる日本軍の激しい攻撃の末に陥落。フランチシェック氏らは大連港から船で移送され、姫路に到着したとみられる。孫のミエチェソワフ・ビンケビッチさん(68)は、祖父が日本から送った手紙や写真、日本製のアルバムなどを保管していた。
手紙では、家族に無事を告げ、感謝の言葉や日々の暮らし、同居人などについてつづっていたほか、「故郷に帰る際の服や靴の購入費用を送ってほしい」と家族に依頼。「お札や銀では手数料を両替商に取られますが、金だと手数料が要りません」と金貨を送るよう求める一文もあった。
姫路では地域住民と記念写真を撮って交流を深め、姫路城も見物した。ミエチェソワフさんは姫路市民に感謝を伝えたという。
帰国したフランチシェック氏は1909年に結婚し、5人の子を残した。唯一存命の四女テオジア・ベルゲーさん(96)は幼少期に父から日本語の1から10の数え方を教わり、今も親族の前で披露するという。
同志社大学嘱託講師桧山真一さん(日露交渉史)は「識字率の低さもあり、ポーランド人捕虜が書いた手紙や日記、回想記などは極めて少ない」と指摘する。同NPOの田中達郎理事長(90)は「ロシア軍捕虜が姫路に伝えた野菜のビーツで、ポーランド料理を開発するなど、町おこしにこの縁を生かしたい」と話す。
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2018/6/20 読売新聞 |
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ビーツ豊作 露交流育て |
大使館など18ヵ所に贈呈 |
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姫路市 捕虜収容所の寺名訂正へ 姫路市史 「正法寺」から「善導寺」へ |
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ロシア兵収容所、新たに4カ所確認 姫路のNPO |
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姫路ビーツプロジェクト 日露戦争捕虜収容所 関連施設 |
新たに4カ所判明 |
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2018/ 5/23 読売新聞 |
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姫路 捕虜収容場新たに5寺 |
市史の写真説明間違い 研究家やNPOが指摘 |
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神戸新聞 |
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六次産業目指す |
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神戸新聞 |
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2018/2/20 神戸新聞 |
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110年のとき超えた実り 望郷の逸話 |
ロシア兵子孫の町調査へ |
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種まき一心に 収穫は12月、商品化へ 参加者募集 姫路 /兵庫
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手作業でビーツの種をまく参加者ら=兵庫県姫路市花田町上原田で、幸長由子撮影 |
日露戦争のロシア兵捕虜が姫路市内で育てていたとされる「ビーツ」の秋の種まきが24日、姫路市花田町上原田の畑で始まった。特産品化に取り組むNPO法人「姫路タウンマネージメント協会」の主催。12月に収穫し、商品化に取り組む。【幸長由子】
ロシア兵がビーツを育てていたエピソードは、日露戦争当時の様子を聞き書きした「捕虜たちの赤かぶら」描かれている。NPO法人姫路タウンマネージメント協会が同書に着目し、「姫路の新たな特産品に」と昨年11月から「姫路ビーツプロジェクト」を立ちあげ、料理教室や創作料理の開発を始めた。
栽培は今春に続き、2度目。この日は、大学生や会社員ら約20人が集まり、指で土に穴を開けて、小さなビーツの種を手作業でまいた。インターネットで取り組みを知ったという西宮市のグラフィックデザイナー、伊佐祐美さん(34)は「小学生の芋掘り以来の農作業。日常を忘れて無心になれ、楽しい」と話していた。
収穫時期を分散させるため、秋の種まきは、あと4回行う予定。種まきや間引き、収穫などへの参加者を募集している。参加費無料で、活動状況に応じて収穫したビーツがもらえる。問い合わせは姫路タウンマネージメント協会(079・281・7466)。
〔播磨・姫路版〕
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2017/9/22 21:32神戸新聞NEXT |
姫路ビーツ、秋の栽培開始へ 参加型オーナー募集 |
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「姫路ビーツプロジェクト」を展開する兵庫県姫路市のNPO法人は24日から、同市花田町上原田の休耕田を活用し、ビーツの秋季栽培を本格的に始める。9月末の種まきから来年1月の収穫まで市民が栽培に関わる「参加型オーナー制度」を設け、希望者を募っている。
プロジェクトは、NPO法人「姫路タウンマネージメント協会」が運営。日露戦争中、市内にあった捕虜収容所のロシア兵が市川河川敷で栽培した史実があり、国際交流や「姫路ビーツ」のブランド化など、まちおこしでの活用法を探っている。
春の試験栽培では、6月末に3トンを収穫。一部を販売したほか、料理教室や商品開発の研究用に使った。県日本ロシア協会(神戸市)に提供すると「みんな大好物」と喜ばれたという。
秋季の本格栽培は、9月24日から約千平方メートルの休耕田で開始。一気に成長するため、種まきを5回に分け、赤い実の直径が10センチ程度になると順に収穫する。
活動は1月末まで、主に毎週土曜日午前10時~午後3時。参加は可能な範囲でしてもらい、活動実態に応じて収穫したビーツを得られる。参加費無料。弁当や長靴、手袋など持参。現地集合。同プロジェクト「参加型オーナー制度」係TEL079・281・7466
(木村信行)
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ロシア人捕虜の「赤かぶら」 「ビーツ」復活へ栽培 /兵庫
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姫路俘虜収容所紀念写真帖に残されたロシア人捕虜らの写真。買い物途中とみられる=北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター所蔵 |
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「捕虜の蒔(ま)いた、(赤)かぶらの花は三・四年ちょろちょろ咲いたが、もう消えてしもうて咲かん」--。約110年前の日露戦争中(1904~05年)、姫路市にロシア兵捕虜がいた。市教委によると、約2200人にも及ぶ。市川の河原でビーツとみられる「赤かぶら」を栽培したという口伝もある。この話を元に、「赤かぶらを特産品にしよう」と考えた市民らがビーツを栽培し、商品開発や普及に取り組みはじめた。【幸長由子】 もっと読む |
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収穫したビーツを手にする参加者=兵庫県姫路市船津町で、幸長由子撮影 |
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日露戦争の口伝紙芝居に! |
捕虜たちの書かかぶら |
神戸新聞2017-8-25 |
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初収穫されたビーツ=兵庫県姫路市船津町で、幸長由子撮影 |
来月「収穫祭」 姫路で料理教室を開催
NPO理事長「初めてにしては良いでき」 /兵庫
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姫路市内で日露戦争中にロシア人捕虜が育てていたとされる野菜「ビーツ」を主役にした料理教室「収穫祭」が7月8日午前9時、姫路市総社本町の市市民会館である。25日に同市船津町で収穫したばかりのビーツで夏用のボルシチなどを作る。ロシア人料理研究家、ビクトリア・ブヤコフさん=大阪府箕面市=が指導する。【幸長由子】
約110年前の日露戦争中、姫路市内にロシア人捕虜収容所が設けられ、播磨国総社や姫路船場別院本徳寺(船場御坊)など神社仏閣でも捕虜が生活した。当時のことを祖母から聞いたという著書「捕虜たちの赤かぶら」(三木治子さん著、1985年)に、ロシア兵が河原を耕し「ロシヤのかぶら」をまいた様子が描かれている。姫路市のNPO法人姫路タウンマネージメント協会がこのかぶらが「ビーツにあたる」と考え、ビーツを姫路ゆかりの野菜として普及しようと「姫路ビーツプロジェクト」を計画し、会社員や主婦、飲食店の経営者らが3月、栽培を始めた。
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収穫に参加した同NPOの田中達郎理事長は「初めてにしては良いものができた」と満足げ。栄養学を学ぶ神戸女子大1回生の赤松紗衣さん(19)は「思ったよりも大きくてびっくり。ビーツの栄養や簡単な調理方法を研究したい」と話した。
三木さんの本を題材にしたロシア兵とロシヤのかぶらにまつわる紙芝居も披露される。会費3000円。30日までに姫路タウンマネージメント協会(079・281・7466)に申し込む。
〔播磨・姫路版〕
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日露戦争のロシア人捕虜 |
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捕虜たちの赤かぶら |
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日露戦争中、ロシア兵が市内で栽培していたとされるビーツを姫路市の名産品にしたいと構想を練る
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姫路でのビーツの栽培を復活します |
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ビーツを使った料理の研究開発 |
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ビーツレシピを公開 |
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姫路ビーツプロジェクトを推進するためのボランティア募集 |
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企画・運営:特定非営利活動法人姫路タウンマネージメント協会 |
〒670-0012兵庫県姫路市本町68番地 tel:079-281-7466 |
npo@himeji68.jp http://himeji68.jp/npo/himejibeets/ |